イカ初心者向けのなにか

　推しがイカを始めたので初心者向けになんか書いてみる。
　1500時間やってヤグラS+8が最高くらいのウデマエなのでこれが正解というわけでは決してない。正解なんてない。ほぼホヒューしか使ってないし。あくまで参考までに。
　おすすめするしないは自分で使えるかどうかという部分が大きいので完全に個人の感想です。

ブキ選び

　ナワバリでもガチでも、塗りは大事。
　ガチはキルを取りやすいというだけであってキルを取るゲームではないし、ナワバリは言うまでもない。それぞれのルールの目的を達成するための手段として相手を倒す。そのためにも塗りは必要である。
　スプラトゥーンは塗りが全ての基本となるので、初心者は塗り寄りの動きをすることから始めるべきだろう。ただし、キルを取らなくていいわけではないことも覚えておいてほしい。

塗りが強く扱いやすいブキ

わかば系：メインのインク効率があほみたいに良い。インクタンクが他のブキより多いのでサブが使いやすい。
N-ZAP85：射撃性能はわかば系とほぼ同じだがインク効率は半分程度。代わりに射程が少し長い。わかばより戦闘寄りの万能ブキ。
スプラシューター：こちらも万能。攻撃力が上2つより高い。連射速度は下がるので塗りやすさはやや劣る。

塗りは強いが癖のあるブキ

ボールドマーカー：塗りは滅法強いが射程はとても短い。接近さえすれば強いがそれまでが大変。でも総合的に見て強い。無印は淑女のブキ。
プロモデラー：塗り特化ブキ。弾が散らばりまくるので狙っても当たらない。狙えてなくても当たる。でもやっぱり当たらないのでかなり接近することに。
パブロ：筆系。射程がほぼ無いので正面からの戦闘は全てのブキに不利。(塗るだけならそこまでする必要は無いが)連打が大変。立ち回りがとても重要。
スプラスピナー：塗りはそこそこ。スピナーの中ではチャージがやたら早いのでシューターに近い感覚で使える。でもやっぱりスピナー。

初心者にはおすすめしにくいブキ種

ブラスター：基本的にキル武器で、直撃を当てるエイム力・爆風で倒す立ち回りが必要。塗りは直線＋爆風で、弾が爆発する前に地面に当たると爆風が発生しないので細かい塗りがとても苦手。
リールガン：射撃1回で3発撃つ三点バースト。塗りは強くスペックは高いが扱いが難しい。
ローラー：キル武器。立ち回りと縦振りエイムの両方が要求される。塗りは得意でない。横振りは範囲が広いのでそれほどエイムが必要なわけではないが、それ以上に立ち回りが大変なので初心者向けではない。
チャージャー：当たらん。ボム投げてた方が強い。使うならエイムがんばれ。
スピナー：チャージャー同様に撃つ前にチャージが必要。連射力はあるのでチャージャーよりはマシに戦えるとは思う。近付かれたら負け。近付かれなくてもチャージャーに負け。
マニューバー：射撃自体はシューターのようなものだが、スライドというシステムがある。スライドしないならシューターを使えばいい。使うならスライドがんばれ。

サブウェポン

　メインとの組み合わせが決まっているので好きなものを選べるわけではないが、亜種もあるので大体なんとかなる組み合わせが揃っている。

あまりおすすめしないサブウェポン

スプラッシュシールド：使い所が難しい。シールドの後ろからよく見えない。というかシールドの後ろから撃てるだけの射程の長い武器になる≒メインを当てにくいので難しい。味方の後ろに置いちゃうとボム即起爆で倒しちゃう可能性も。
ポイズンミスト：要所で使えれば強いが難しい。ガチ向けか。
ジャンプビーコン：ビーコンを使う動きを知らないとサブを捨てるだけになる。かなりガチ向け。

スペシャルウェポン

　サブと同じく組み合わせは固定だが亜種で云々。

ギアパワー

あまりおすすめしないギアパワー

復活時間短縮：発動条件が『誰も倒さずに2回やられる』というかなり限定的な性能。本当に始めたばかりですぐにやられてしまうというのならいいが、少しは倒せる・相討ちは取れたりする、くらいになったらほぼ発動しないことになる。あまりに連続でやられるのは立ち回りが悪いので、そこから変えていかなければデスを稼ぐばかりになってしまう。そもそも”やられると発動"というのはその時点でやられているのでマイナスを減らすだけのものである。勝ちにいけ。カムバックはやられたらやり返すためのものなのでちょっと違う。
スペシャル減少量ダウン：これもやられた時のもの。やられるとスペシャルゲージが半分になるのを軽減する。そもそも抱え落ちがよくないのでそれを軽減するのも微妙。ここぞという時に使いたい特定のスペシャルを温存したままやられてしまったというのを軽減するためには有効。
相手インク影響軽減：使い道はあるが少し特殊で優先するほどのものではない。
爆風ダメージ軽減・改：上に同じ。
部位固定パワー全般：頭専用の『スタートダッシュ・ラストスパート・逆境強化・カムバック』、体専用の『イカニンジャ・リベンジ・サーマルインク・復活ペナルティアップ(＋フェスT(レプリカ)の追加ギアパワー倍化)』、足専用の『ステルスジャンプ・対物攻撃力アップ・受け身術』。これらは条件や効果的なブキが限定されるので最初は気にしなくていいだろう。

　初心者向けなので追加ギアパワーは埋まっていないものとし、メインパワーだけで組む場合のおすすめは『インク回復・イカ速・メインorサブ効率』だろうか。サブが強い武器ならばサブ効率を、それほどでもないならばメイン効率。

結局何がおすすめか

　わかばシューター・もみじシューターまたはN-ZAP85がおすすめ。連射力の高いシューターでボムを持っていてとりあえず使っておけば得するスペシャルと使いやすいものが揃っている。ボムのためギアパワーはサブ効率を積みたい。わかば系は射程が短くメインのみで戦うのはつらいが、しっかりサブスペを使っていけば弱いブキではない。

戦い方

　おすすめブキの基本的な戦い方。おすすめブキでなくとも近～中射程でキル武器でなければ大体同じだろう。

まずは塗りから

　これはナワバリでもガチでも同じ。ガチでは塗るべき範囲が限られるというだけであって、塗らなくていいわけではない。
　この"塗る"というのは主に自陣を塗ることである。自軍が快適に戦えるようにまずは自陣を塗る。敵陣を塗りに行くのは倒してから。極端な話、ナワバリなら半分塗っていれば勝ちなのだから、ステージの半分より相手側へ行く必要は無い。（ガチでもルールの目標(ホコ・ヤグラ)より奥まで行く必要はあまり無い。ただしこれらは勝つために先へ進めるものなので、少なくともそれに合わせて塗っていくことにはなる。）

塗られているところには敵が居る

　イカになってインクの中で動かずに居ると敵からは見えなくなる。これを潜伏という。塗られているところ、特に自陣側で塗られているところには敵が潜んでいる可能性がある。迂闊に近付けば先制されてやられてしまう。
　そういう場合はまずボムを投げる。敵が居れば避けなければならないので姿を現すしかなくなるのだ。敵が居そうなところはまずボムから始める。
　敵に爆風や飛沫が当たると音がする。これを聞き逃さないようにしよう。音がしたならそこには敵が居る。

敵を見つけたら

　ただ撃ち合っただけでは射程が長い方が勝つのは当然。相手の射程距離を見極めなければならない。おすすめブキは射程が短めなのでほとんどのブキに対して不利である。相手の方が長かったら逃げるべきである。とはいえ逃げてばかりではいずれやられてしまうし、倒さなければ状況は良くならない。
　そこでボムである。ボムはメインの射程よりはるかに遠くまで攻撃できる。ボムを投げられた相手はそこから移動しなくてはならないし、爆発すれば塗りが発生して足場を奪える。その間に距離を詰めるのだ。
　距離を詰めるにはイカダッシュが重要である。イカダッシュのためには自分の色で塗っておかなければならない。敵を倒すためにも塗りは大事なのだ。
　相手が近距離に居る場合もボムは有効。相手の足元に向かって転がしてやると良い。地面に向かって投げる感じ。至近距離なら真下に向かって。これをボムコロという。突っ込んでくる相手にボムコロしておけば相討ちくらい取れたりもする。転がしながら逃げるのも大事。

敵が遠い・高いところに居る

　無理に倒しに行く必要はない。というか倒しに行けないことも多い。特に高台の相手には、こちらからは届かないのに攻撃され続けてしまう。
　そういう時もやはりボムである。高台のチャージャーにはボムを投げてやればその間は仕事ができない。相手の攻撃を避けることを重視しつつ、インクを回復してボムを投げてやろう。
　同時に相手の前衛も攻めてくるので注意が必要。人数不利で戦っても勝ち目はほぼ無いので、下がって味方と一緒に対処しよう。

結論

　ボムを投げろ。または逃げろ。
　これは決して冗談ではない。初心者ではサブやスペシャルを使うということに意識があまり向かないだろう。しかしだからこそサブスペを使えれば同じレベルの相手には勝てるということである。
　ボムは強い。てきとーに味方が戦ってるところに投げるだけでも援護になるしキルも取れちゃう。強いものは使わない手は無い。
　逃げるのもとても大事。射程や状況的に勝ち目が無いのなら戦う必要は無い。一旦逃げて味方と一緒に戦おう。
　4人中1人がやられるということは、その間は戦力が25%も減ることになる。なんとか相討ちくらいは取れるように立ち回りたい。行けると思えなかったら退くべきだろう。その判断は経験を積むしか無いのでとにかくプレイしよう。

　長くなってしまったのでブキ別の話はまた別に。
　

鋼の眼鏡

主に魔神少女のことと、それなりにやりこんでるゲームのこと。同人活動始めました。